ミラー系フィルムの選択は慎重に!PART3!

埼玉県所沢市に施工前提の現地調査で伺いました。

お客様のご要望は、先日同様ミラー系フィルムで『目隠しをしたいけれど、中から外の景色は見えるようにしたい!』ということでした。

例によって、シルバー系フィルムでの施工を前提として、ご提案をさせて頂いていましたが・・・

本日も、思った程ミラー効果が得られませんでした。

シルバータイプの「GLAFIL・RSP35」だけでなく「スリーエム・シルバー18」でも試してみましたが、やはりミラー効果はあまり得られませんでした。

ここで、各ミラー系フィルムの光学特性(性能)数値を見てみたいと思います。

【シルバー系】

GLAFIL・RSP35

遮蔽係数 0.46 可視光線透過率 36 可視光線反射率 34 紫外線透過率 1%未満 熱貫流率 5.6

スリーエム・シルバー18

遮蔽係数 0.29 可視光線透過率 20 可視光線反射率 58 紫外線透過率 0.0 熱貫流率 5.8 

【アンバー・スモーク系】

スリーエム・アンバー35

遮蔽係数 0.26 可視光線透過率 26.3 可視光線反射率 62.3 紫外線透過率 1.2 熱貫流率 5.1

スリーエム・スモーク20

遮蔽係数 0.64 可視光線透過率 22 可視光線反射率 5.0 紫外線透過率 0.6 熱貫流率 6.0

ここで重要なのは、遮蔽係数と可視光線透過率、可視光線反射率です。

遮蔽係数は、太陽光線の流入熱量を表す数値で、可視光線透過率は、光を通す割合、反射率は、光を反射する割合をそれぞれ示した数値です。

品名に同じような数値がついているフィルムでも、それぞれの数値に差があります。

特にミラー系フィルムの場合、どのくらい光を反射するかによって、見え方に差が出てくる場合があるのです!

このことがシルバー系ではミラー効果が得られなくても、他のミラー系フィルムでは得られることがある理由のひとつです!

建物の立地条件などでも効果の度合いは変わってきますので、やはりミラー系フィルムは慎重にお選び頂くのが良いかと思います。

埼玉フィルム施工販売

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